海で食べられる魚を釣ってみたい。。。
でも、海釣りって早朝に乗り合い船に乗ったり、お金も掛かりそう。
・・・何だかハードル高そう。ってイメージがあるかもしれませんね。
実は気軽にリーズナブルに楽しめる海釣りは有るんです。
この記事では、手漕ぎボートの海釣りをご紹介します!
手漕ぎボートの海釣りってどんなもの?
簡単に言うとこんなスタイル
手漕ぎボートでの海釣りは、海に隣接したボート屋さん(船宿)でボートを借りて、自分で好きなポイントまで漕ぎ出して自由に釣りをするスタイルです。
ボートで漕ぎ出せる海は基本的に湾になった静かな海が多く、海が荒れそうな日や風が強い日は安全のためボート屋さんはお休みになります。
ポイントを決めたらボートに備え付けのアンカーを海底まで落として釣りスタートです。
ボート屋さんによっては、釣れるポイントまで漁船で引いて行ってくれるサービス(引き船)もあります。
ポイントを移動する際や、ボート屋さんに戻る際には自分でボートを漕ぐ必要があるので、慣れない内は岸近くで釣ると安心です。
リーズナブルに楽しめます
ボート釣りは、ボート1艇を1日借りて釣りをします。
1艇¥4,000~¥5,000くらいで、大人2人まで(中学生以下の子供同乗だと3人まで)利用できます。
1人当たり¥2,000~¥2,500くらいです。
船釣りだと1人当たり¥10,000くらいは掛かるので、とてもリーズナブルに楽しめるんです!
出船時間内は制約なく自由に釣りができる
ボート屋さんの出船時間内であれば、いつ出発していつ戻って来ても自由です。
もちろん、一旦戻って休憩して再度出発もOKです。
時間はボート屋さんにも依りますが、大体6:30~15:00くらいまでが釣りができる時間です。
船釣りと堤防釣りの良いトコ取り
一般的な船釣りだと、乗り合い船や仕立て船に乗って船長さんが釣れるポイントまで連れて行ってくれます。
釣果は期待できますが、出船時間に集合して帰港するまで自由度は低めです。
お値段も一人¥10,000程度とお高めです。
陸からの堤防釣りは、時間も場所も自由で餌や駐車場代を除けば無料で楽しめます(有料の釣り公園は別ですが)。一方で、陸から狙える範囲しか釣りはできないので釣果は不安定です。
ボート釣りなら、陸からでは狙えないポイントで釣りができますし、自分で好きなポイントに移動できます。
最近釣れているポイントはボート屋さんが教えてくれます。
お値段も2人乗りで¥5,000程度、いつ出発していつ帰っても自由です。
リーズナブルかつ釣果を伸ばせる可能性が高く、時間の制約が無い自由な釣りがボート釣りです!
どんな魚が釣れるの?
身近な魚から釣りでしか出逢えない魚も
一例ですが、こんな魚達が釣れます。
釣りでしか出逢えない美味しい魚もいるので、是非狙ってみてください!
- アジ、イワシ、サバ ・・・食卓でも良く登場する身近な回遊魚ですね。
- シロギス ・・・天ぷらでお馴染みの魚。綺麗な魚体も魅力です。
- カワハギ ・・・抜群の引きで楽しませてくれるエサ取り名人。
- メゴチ ・・・スーパーではお目に掛れないですが、天ぷらは絶品です。
- マゴチ ・・・大型のフィッシュイーター、見た目は厳ついですが美味しい魚です。
- ヒラメ ・・・言わずと知れた高級魚。釣れたイワシやキスを泳がせて狙います。
- ホウボウ ・・・羽の様な大きな胸鰭と3対の軟条を持った愛嬌のある魚。刺身やフライで。
釣れるのは魚だけじゃありません
海釣り全般に言えることですが、魚以外にも嬉しい来客があるのも楽しみです。
- タコ、イカ ・・・引きは無いけど重いなって時は掛かってるかもしれませんね。
- カニ ・・・置き竿で仕掛けを放っておくと掛かって来ることがあります。味噌汁に◎
行ってみたいけど何が必要?
ボートに持ち込むアイテムはこれ
ボート釣りの基本的なアイテムです。
■釣り竿
錘10~20号が掛けられる1.8m位の短い竿。バスロットでもOKです。
■リール
ナイロン糸2~3号、PEライン0.8~2号が100mほど巻ける小型のスピニングリール。
ワンポイント
竿とリールをレンタルできるボート屋さんも多いので事前にチェックをお勧め!
■仕掛け
釣りたい対象魚に合わせた仕掛け。5セットくらいは持っておく。
ボート屋さんでも扱っている場合がありますが、事前に量販店で購入しておくと安心です。
■仕掛けケース
ボートの上は狭いので、錘や予備の仕掛けは、無くさないようにまとめてケースに収納しておきましょう。
■クーラーボックス
ボートの上で作業するので、20L位の小型な物が使い易いです。
釣れた魚はもちろんですが、飲み物・食べ物を入れて置きます。出発前に氷を入れて置きます。
ワンポイント
食べ物類と魚を分けられるように、ジッバー付きの袋を持っておくと便利です。
■バケツ
釣った魚の一時保存、汚れた手を洗うのに使います。
あると便利なアイテムもご紹介
■グローブ
ボートを漕ぐ際にオールを握り易くなります。手が痛くなり難いです。
■手ぬぐい
エサの扱いや、釣った魚で汚れた手をサッと拭えると便利です。使い古しのタオルでOK!
簡単な仕掛けをご紹介
ボート釣りでは様々な魚が釣れますが、ここではシロギス釣で良く使う天秤仕掛けを紹介しておきます。
竿とリールに12~15cmの天秤と水深に合わせて10~20号の錘、80~100cmくらいの市販の仕掛けを付けて出来上がりです。簡単ですので試してみてください。
エサはジャリメを使います。ボート屋さんで1パック500円くらいで買えます。
どんなことに注意が必要?
手軽とはいえ海、安全第一です!
✅救命胴衣は必ず着用
ボート屋さんで無料で貸し出してます。万が一のため、救命胴衣は必ず着用して出発しましょう。
✅ボートでは立ち上がらない
ボートの上はとても不安定です。立ち上がって移動すると海に転落するので、しゃがんだ姿勢で移動しましょう。
✅連絡手段の確保
非常事態が発生した時にボート屋さんへ連絡できるよう、携帯電話と連絡先は必ずボートに持ち込みましょう。
✅定期的に現在地を確認
釣りに夢中になると、知らず知らずに流されている事は多いです。
定期的に周囲を確認して現在地を確認しましょう。流されていたら、元の場所へ移動しておきます。
乗り物酔い・熱中症の対策を!
湖のボートとは違い、海の上では結構波の影響を受けます。
念のため出発前には酔い止めを服用しておくと安心です。
海の上では日光を遮る物が有りません。釣りを楽しむためにも、熱中症対策は重要です。
麦わら帽子などをかぶり、定期的に水分を取れるように飲み物は少し多めにボートに持ち込みましょう。
濡らしたタオルを首に巻いておくのも良いです。
危険な魚はリリースで!
ボート釣りでは、ゴンズイやハオコゼ、アカエイなど鰭やトゲに毒を持つ魚が釣れる事もあります。
危険な魚が釣れた場合には、慌てず騒がず、仕掛けごと切って海にお帰り頂きしょう。
お勧めのボート屋さんをご紹介!
三浦半島金田湾 浜浦さん
三浦半島の金田湾でボート釣りを楽しませてくれるボート屋さんです。
HPやインスタグラムで定期的に釣果をUPしてくれているので、今何が釣れているのか分かり易いです。
初夏~秋のシロギス、マゴチが良く釣れています。
個人的には、大型のメゴチが良く釣れるポイントとしても注目しています。
まとめ
最後に海でのボート釣りについてまとめておきます。
✅リーズナブルかつ釣果を伸ばせる可能性が高い。
✅時間の制約が無い自由な釣りが楽しめる。
✅釣りでしか出逢えない美味しい魚に手軽に出逢える。
✅1.8m位の竿と小型のスピニングリールに天秤・錘・市販の仕掛けでOK。
✅楽しむためにも安全第一!
✅乗り物酔い・熱中症の対策も万全に。
安全・健康に気を付けて、是非ボート釣りを楽しんでください!